NAZE / KIOKU TO KIROKU

通常価格 ¥253,000

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6月22日~7月21日で月極にて開催された現代アーティスト NAZEの個展『Scenes of Disparity(隔たりの風景)』で展示中の作品。


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Artist : NAZE

Title : KIOKU TO KIROKU

Year : 2024

Materials : パネル、ニス、工業用マーカー、オイルペイント

Size : H600 x W600 x D35mm


Exhibition : NAZE Solo Exhibition『Scenes of Disparity(隔たりの風景)』
Date : 2024.06.22-07.21

 

>>>EYESCREAM Interview:https://eyescream.jp/art/145321/

 

 

[ Artist Profile ]

NAZE / ナゼ
1989 年生まれ。触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティングや壁画、廃棄物を使ったオブジェなど、様々な表現を往復しながら作品を創り続けている。『contact Gonzo』としても活動中。@naze.989

 

[ 会場ステイトメント ]

15才の頃、彼の下校のルートは田んぼのあぜ道でした。ある日の帰り道、そこから見える小屋に、一夜にして描かれたグラフィティが描かれていたことがありました。それを見て受けた衝撃をキッカケに、グラフィティを描きはじめたNAZE。以来、そのルーツとなるグラフィティカルチャーを根源に、ドローイングやスプレー、コラージュなど様々な手法を用いたペインティングや壁画、さらに廃棄物や自然物を使用したオブジェなど、ひとつの手法·方法に縛られることなく、様々な表現を発信し続けてきました。

彼が作品を作る上で大切にしていることは、"自分の心としっかりとリンクできているのか"。自身が感じた怒りや悲しみ、嬉しさなど、言葉にできない気持ちとリンクしているのかを確かめながら作品を作っているのです。

そんな彼が今回の個展で力を入れているのは作品数。大量の作品たちを、壁が見えなくなるぐらいに並べ展示するのです。個展を続けてきた今、振り返るとたくさんの作品を並べることそのものが大切だということに気が付いたのです。初心に戻り、描きたくて描いた平面の作品、作りたくて作った立体の作品、気持ちそのものに向き合った作品の全てが壁を埋め尽くすのです。その壮観な光景を、ぜひ皆様にご高覧頂けますと幸いです。きっと観た人の心に焼きつく忘れられない展示となるでしょう。


[Artist Comment]

今回の展示では、壁が見えないぐらいにNAZE作品を展示しようと思います。

最近、自分自身を見失い、考え込む時間が増えてきました。

毎年作品をガーーーっと並べて空間を埋める展示をしていたのですが、あれは自分にとって大切な行為だった事に気が付きました。様々な方法で作られた作品を1度に眺めた時、そこに大事なものが垣間見えます。いつか忘れていたものは、この先の今を尊く生きていくうえで必要なんだけど、ついつい忘れてしまう。なので記憶に強く焼き付ける行為が必要で、それが僕にとっての作品を大量に並べる理由でした。

ゆえにステートメントやら伝えたいことやらは、ここでは特にないんだけど。作品一つ一つに込めたものは違うので、とりあえず見に来てほしいと思います。気になる作品については何でも聞いてください。一緒に話しましょう!今回は今まで一緒に何かを作った人達との共作も並んだりします。怖いものから可愛いものまで何でもありの混沌とした隔たりだらけの風景を作り出して待ってます。