THE DOKKOI SHOW -IRIE SMILES-
ヘタウマな作風を独自にブラッシュアップしていく
dokkoiによる笑顔をテーマにしたイラスト展
dokkoiは2019年に、15年働いたavex(レコード会社)を退社後にスタートしたイラストのプロジェクトです。当初はグラフィックデザイナーとして活動することを考えていたものの、独自性を出すためにイラストを描くことを決意。自らの画力を磨くために、ひたすら複数のイラストを描き続けて、スタイルの研究を行なってきました。Instagramでの反応を確認しつつ、徐々にスタイルを変えていき、現在は60-70年代のイラストにも通ずるユルいタッチのイラストスタイルで作品を発表しています。
どこかクセになる温かみを持ったdokkoiの作品はファッションシーンやカルチャー人に受け入れられ、これまでに『FACETASM』、『BILLIONAIRE BOYS CLUB & ICECREAM』、『thisisneverthat』などのファッションブランドとコラボレーションしてきました。他にも、雑誌『BLANKMAG』や、原宿のセレクトショップ『TOXGO』、バンド『くるり』『ASIAN KUNG-FU GENERATION』にTシャツ用のグラフィックを提供するなど、シーンの中で徐々に受け入れられてきている現状があります。
今回の月極での展示は3度目。自らの作品を振り返ったときに、笑顔の絵が多かったことからタイトルが『IRIE SMILES』になりました。“IRIE”はパトワ語で「嬉しい」「幸せ」「最高」「喜び」という意味を指します。dokkoiはイラストを描く際にミュージシャンなどの古い写真をピックアップすることが多いのですが、その写真群もやはり笑顔のものが多く、dokkoiの作品を並べると、自然と笑顔溢れる空間が作られることになるのです。今回の展示作品について、作家は次のようにコメントしています。
「以前と比べて人物画を描く機会が増えたと思います。最近は自分が高校生の頃に聴いていたアーティストを題材にして描くことが多いのですが、当時見つけられなかった写真を見つけると、イラストにしたいという衝動が湧きます。それを観て『あっ!』と思ってくれた人同士が会場や、インターネットを介してコミュニケーションを取り合ってくれたら、自分の目的を一部達成できたように感じます。あとは作業中にレゲエを聴く機会が多いので、タイトルはそれっぽくなりました。」
いわゆる“ヘタウマ”な作風で描かれたアーティストのスマイルは、どこかノスタルジックであり心を温めてくれます。そんなイラスト作品群を是非、この機会に皆さまご高覧頂けますと幸いです。
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